高校生はテストの真最中か、直前。英語は表現を中心とした文法や構文
の講座と、長文の読解を中心としたリーダーの講座があるのが基本的な
構成。指導をしていて思うのですが、読解であれば、教科書の文章が
日本語に訳すことができて、訳した日本語を英語に訳し直すという相互理解
ができることが目標。そして日本語を英語に戻す(やくし直す)際に、
抜け漏れや間違いが多いのが「前置詞」。
*前置詞は空所補充問題でも圧倒的に出題頻度は高いですね。
例えば下記のような文。
*前置詞は空所補充問題でも圧倒的に出題頻度は高いですね。
例えば下記のような文。
It is a trip (前 ) which people are asked to be more responsible
(前 )the environment.
(それは、自然環境に対してより責任を求められるツアーです。)
空所補充で悩むのが前置詞。日本語訳になかなか反映されないので、
ついつい忘れがち。後ろの前置詞は「~に対して責任がある。」なので
おそらくtoかforが入ることは
予想できるのですが、判断がつきにくいのも確か。
原則的にtoは「対象と向き合う(相対する)」という感じで、
forは「対象に向かって(を指して)」となるので、「責任」という
意味から判断すると「責任をもつ対象は~だ。」ということになり、
responsibleの後ろにはforが入るわけです。
もちろん、ここまで考えなくても、基本的にresponsibleとforはいっしょに
覚えるべきものです。というか、何より「音読」さえしていれば、
感覚的にforが来るのがわかるはずです。
さらに関係代名詞の直前に入る前置詞。いくつもの前置詞が答え
として浮かんできますね。おそらくまず思い出すのがon。
go on atripとか、on a business tripとかon a school tripなどの
表現がよく使われるので、onだと判断してしまう人も多いのでは。
でも答えは[ in ]。inは「空間の内部」を表し、この場合は旅行に参加
しているその間に、というような感じになり、onではなくinを選ぶの
ですが、先ほどのto, forよりも更に判断が難しいと言えます。
しかし、「音読」をしていれば確実にinを選択することが可能です。
リーダーの教科書学習には、音読は必須です!
テストで点数をとるだけでなく、音読をすることで意味のかたまりや、
文脈を判断できる力がついていきます(古文の読解もそうですよ!)。
「読む」「聴く」「書く」「理解する」ことは、どれが大事というわけ
ではなく、絶えず4つの視点を忘れず、総合的に学習していくことが
大切です。勉強というとどうしても頭で考えがちですが、言葉の学習は
五感と体を使って学習していくように心がけて下さい!